セロトニンで脳が育つ。脳卒中後の麻痺改善に効く“回復メシ”
- 3 日前
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💡はじめに
セロトニンという言葉を聞いたことはありますか?
「幸せホルモン」と呼ばれる、脳内分泌物の一つですが、精神安定や、幸福感、安心感をもたらすと、言われています。
このセロトニンですが、脳出血や脳梗塞後の、麻痺を改善するために、非常に大切な物質でもあります。
既に、数々の文献でも、セロトニンが、麻痺の改善、「脳の可塑性」を引き出すのに、重要な役割を果たすことが、証明されています。
今回は、麻痺を改善させるために必要なセロトニンをを生み出す食事法や、生活習慣に関して述べていきます。
日々取り組まれている、リハビリ習慣の中でも、ちょっとした食事の工夫や、生活習慣を変えることで、麻痺の改善の助けとなります。

🧠セロトニンとは?
脳内には、注意力や記憶、気分などを、生理的に調整する神経伝達物質が存在します。
代表的なモノアミンと神経伝達物質は、以下の脳内物質の総称になります。
・ドーパミン
・ノルアドレナリン
・アドレナリン
・セロトニン
・ヒスタミン
みなさんも、これらの脳内物質は聞いたことがあるのではないでしょうか?
特に、うつ病などの精神疾患では、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなどの、脳内物質のバランスが必要負荷欠となってきます。
脳内は、気分や記憶、注意など、脳の働きに重要な、神経伝達物質があり、正常な活動を維持するために、脳内のバランスは非常に大切です。
うつ病に対しての代表的な薬として、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が挙げられ、名前の通り、セロトニンの取り込みを抑え、脳内にセロトニンを増やす役割を果たします。
興味深い文献では、脳卒中後に、この抗うつ薬、SSRIを服用し、認知機能や、麻痺を改善させた効果も、示唆されています。
それほど、麻痺を改善させる過程で、このセロトニンは、重要な役割を果たしています。

🍽️脳内にセロトニンを増やす食事法とは?
では、実際にこのセロトニンを増やすために、何を取ればいいか?
答えは、トリプトファンと呼ばれる、アミノ酸です。
少し話が広がりますが、アミノ酸は全部で20種類あり、体内で合成できずに食事から摂取する必要のある、必須アミノ酸と、体内で合成できる非必須アミノ酸に大別されます。
このトリプトファンは、食事から摂取する必要のある9種類の必須アミノ酸の1つであり、食事内容により、セロトニンが生成されやすい環境にあるかどうかが決められるので、注意が必要です。
トリプトファンを多く含む食事は、以下のものが挙げられます。
・きな粉
・パルメザンチーズ
・プロセスチーズ
・鶏胸肉
・カツオ
・マグロ
・ピーナッツ
・牛肉鶏肉
・納豆
・豆腐
・白米
リハビリ過程では、特に、筋力をつけることが大切ため、タンパク質を多く含む食材選びをすると、セロトニンの元となる、トリプトファンも同時に摂取できるので、非常にお勧めです。

ここで注意が必要なのが、トリプトファンを、効率的にセロトニンに変換するためには、ビタミンB6と、炭水化物の摂取が必要です。
ビタミンB6は、かつお、まぐろなどの魚類、鶏むね肉、牛レバー、バナナ、パプリカなどに豊富に含まれています。
まとめると、パンや白米を主食とし、朝は納豆や卵、豆腐、昼は鶏胸肉、夜はカツオやマグロなどの魚料理を、おかずとして召し上がれば、麻痺の改善を促進する、食事法の完成です。
⏩セロトニンを生み出す、トリプトファンは、必須アミノ酸で、意識して食事から取らないと、体内から生成されない。
⏩トリプトファンは、ビタミンB6と、炭水化物を一緒に摂ることで、効果的に生み出される。
これらの、食事法を知っておくだけでも、脳の可塑性は、長期的にみて、大き異なってきます。
また補足すると
マグネシウム(神経機能の維持、セロトニン合成に関与)、ナイアシン(トリプトファンから体内で合成される)、亜鉛(神経伝達物質合成に関与)なども、トリプトファンやセロトニンの働きに関連する栄養素として重要視されています。
セロトニンは、夜にメラトニンに変換されます。脳の松果体から、セロトニンがメラトニンに合成されることで、自然に眠りに入ることができます。
リハビリ内容もそうですが、食事や、睡眠は、麻痺を回復させる上で、必要不可欠です。
まだまだ、麻痺を改善させる食事や、リハビリの効果を出しやすくする、睡眠方法など、工夫すべき、生活習慣はたくさんあります。
今後も、皆様が1日でも早く、カラダが改善できるような発信をしていきます。
【参考文献】
1) Jitsuki et al. (2011).Serotonin mediates cross-modal reorganization of cortical circuits. Nueron February24;69(4):780-792.
2) Siotto et al. (2021).Serotonin levels and cognitive recovery in patients with subacute stroke after rehabilitation treatment..Brain science .2021 may15;11(5):642.
3) Pinto.B et al.(2017).SSRI and motor recovery in stroke: reestablishment of inhibitory neural network tonus. hypothesis and theory. 16 November 2017.



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